この船に飛び乗りできない理由は
2018年06月12日
屋形船は屋根がついている船で船内が和室な遊覧船のことです。和室の船内では空調設備がついてるために夏は涼しくて冬は寒くないので年中の利用が可能です。また室内にはカラオケの設備があったり、身障者対策として椅子で食事が可能な船もあります。
これが東京湾を中心にして運行されていますが、利用する際には何日か前までに予約を必要とします。それが必要な理由の1つは屋形船は単なる遊覧船ではないからです。というのは船内では食事が提供されて、その食事を食べながら周囲の景色を見て遊覧するようにサービスが成り立ってるからです。
そのため予約抜きでいきなり乗船しようとしても食事が提供できなくなってしまいます。食事の内容は数千円以上になる豪華な和食がメインですが、船内にはその食事を調理する設備がありません。船内に食事をする設備がないために、ほとんどはどこかの調理工場で調理されて、それを車で港まで運んできて船内に持ち込んでいます。
豪華な和食の食事であるために調理する手間と時間がかかります。予約をすることで運行会社側としても何人が利用するのかを把握できるため、あらかじめ食事を調理する段取りも見通せて無駄な廃棄ロスを減らすことができます。